給湯器は「つけっぱなし」にしてはいけない?ガス代や電気代への影響・安全に使用するための注意点

毎日のお風呂や家事など、ガス給湯器は現代の住宅にとって欠かせない設備です。
そうした中、日常的に「つけっぱなし」にして使っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、一方で、ガス給湯器を日常的に付けている事で「ガス代は余計にかからないの...?」「危険じゃないの...?」とご心配される声も多く聞こえます。
そこで、この記事ではガス給湯器を「つけっぱなし」にすることの安全性や費用面、寿命への影響について詳しい情報を解説いたします。
そうした中、日常的に「つけっぱなし」にして使っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、一方で、ガス給湯器を日常的に付けている事で「ガス代は余計にかからないの...?」「危険じゃないの...?」とご心配される声も多く聞こえます。
そこで、この記事ではガス給湯器を「つけっぱなし」にすることの安全性や費用面、寿命への影響について詳しい情報を解説いたします。
目次 【表示】 【非表示】
- ●ガス給湯器の「つけっぱなし」は安全なのか?
- -現代の給湯器はつけっぱなしでも基本的に安全
- -「古い給湯器」や「バランス釜」のリスク
- ●ガス給湯器をつけっぱなしは「ガス代」「電気代」に影響する?
- -給湯器のつけっぱなしはガス代に影響しない!
- -電気代には多少の影響も...|待機電力とは?
- ●ガス給湯器を「つけっぱなし」にしても、ガス給湯器の寿命には影響しない?
- -ガス給湯器の「寿命」につけっぱなしは影響しない
- -給湯器の寿命に影響がある要因|「燃焼時間」と「着火回数」
- ●ガス給湯器を安全に使用するための注意点
- -冬場の凍結防止機能とコンセントの抜き差し
- -古い給湯器の点検・メンテナンスの重要性
- ●まとめ
ガス給湯器の「つけっぱなし」は安全なのか?

ガス給湯器の電源を「つけっぱなし」にすることに関して、まずご心配される事も多いのが「安全性」です。
ですが、現代の給湯器はその設計上、電源を入れたままにしておいても安全性に問題はほとんどありません。
ここでは、ガス給湯器の「つけっぱなし」における安全性についてご紹介いたします!
ですが、現代の給湯器はその設計上、電源を入れたままにしておいても安全性に問題はほとんどありません。
ここでは、ガス給湯器の「つけっぱなし」における安全性についてご紹介いたします!
現代の給湯器はつけっぱなしでも基本的に安全
結論として、現在販売されているガス給湯器の多くは「電源をつけっぱなしにしても安全に使用できる」ように設計されています。
多くの給湯器は蛇口を開けた際にのみガスを燃焼させる仕組みを採用しており、水流がない場合には点火しません。
また、現代の給湯器は安全装置が組み込まれており、異常が発生した場合には自動で停止する機能が備わっています。
例えば、温度過昇防止やガス漏れ検知機能などがその代表です。
電源をつけっぱなしにしている場合でもトラブルを生じさせるリスクは低く、さらに万が一の事故を防ぐ仕組みも整っています。
多くの給湯器は蛇口を開けた際にのみガスを燃焼させる仕組みを採用しており、水流がない場合には点火しません。
また、現代の給湯器は安全装置が組み込まれており、異常が発生した場合には自動で停止する機能が備わっています。
例えば、温度過昇防止やガス漏れ検知機能などがその代表です。
電源をつけっぱなしにしている場合でもトラブルを生じさせるリスクは低く、さらに万が一の事故を防ぐ仕組みも整っています。
「古い給湯器」や「バランス釜」のリスク
一方で、注意が必要なのが「古い給湯器」や「バランス釜」と呼ばれるタイプです。
古い給湯器

給湯器も長年使用することで徐々に劣化が進行していくため、故障や不具合のリスクが高くなります。
「古い給湯器はつけっぱなしNG」という訳ではありませんが、長く安心して使用していくためにも定期的な点検・メンテナンスをしていくことが大切です。
特に、10年以上ご使用されている場合には注意しましょう。
「古い給湯器はつけっぱなしNG」という訳ではありませんが、長く安心して使用していくためにも定期的な点検・メンテナンスをしていくことが大切です。
特に、10年以上ご使用されている場合には注意しましょう。
バランス釜

バランス釜のような旧式のガス給湯器は、点火の際に種火を使用する方式です。
そのため、つけっぱなしにしていると種火が維持されることから火災を招く大きなリスクとなってしまいます。
現代ではほとんど使用されていないタイプですが、特に築年数が経過したお住まいでは使用されている可能性もあります。
そのため、つけっぱなしにしていると種火が維持されることから火災を招く大きなリスクとなってしまいます。
現代ではほとんど使用されていないタイプですが、特に築年数が経過したお住まいでは使用されている可能性もあります。
ガス給湯器をつけっぱなしは「ガス代」「電気代」に影響する?

安全性と同じくらい気になるのが、「給湯器のつけっぱなしによる光熱費への影響」ではないでしょうか。
それでは、ガス給湯器のつけっ放しは「ガス代」「電気代」の増加に繋がるのでしょうか?
詳しく見ていきましょう!
それでは、ガス給湯器のつけっ放しは「ガス代」「電気代」の増加に繋がるのでしょうか?
詳しく見ていきましょう!
給湯器のつけっぱなしはガス代に影響しない!
まず、ガス給湯器の電源をつけっぱなしにしていること自体がガス代に大きな影響を与えることはありません!
現代のガス給湯器は、「水流がない限り点火しない」仕組みになっています。
給湯器のリモコンをつけっぱなしにしていても実際にお湯を使用しない限りガス代は発生しないため、ガス代の心配は不要です。
一方、日常の中で注意が必要なのが歯磨きや手洗いなど「ほんの少しお湯を使う場合」です。
たとえ少量のお湯でも給湯器が着火してガスを消費するため、無駄なガス代がかかる可能性があります。
つけっぱなしによってガス代が大きくなることはありませんが...「ガス代を節約したい!」と思われている方であれば、こまめにリモコンの電源を切る「都度消し」がおすすめです。
現代のガス給湯器は、「水流がない限り点火しない」仕組みになっています。
給湯器のリモコンをつけっぱなしにしていても実際にお湯を使用しない限りガス代は発生しないため、ガス代の心配は不要です。
一方、日常の中で注意が必要なのが歯磨きや手洗いなど「ほんの少しお湯を使う場合」です。
たとえ少量のお湯でも給湯器が着火してガスを消費するため、無駄なガス代がかかる可能性があります。
つけっぱなしによってガス代が大きくなることはありませんが...「ガス代を節約したい!」と思われている方であれば、こまめにリモコンの電源を切る「都度消し」がおすすめです。
電気代には多少の影響も...|待機電力とは?
給湯器の電源をつけっぱなしにしているとリモコンの画面表示やセンサー類が作動し、少なからず電気を消費します。
これは「待機電力」と呼ばれるもので、ガス代に比べると微々たるものですが…年単位で見ると意外と大きな影響を与える場合があります。
例えば、給湯器のリモコンをオンのままにしておくと月に数十円ほどの電気代がかかり、年間では数百円程度になることもあります。
小さな金額とも言えますが、使用しないときはリモコンの電源をオフにすることは前述の様にガス代の節約にも繋がります!
電気代・ガス代を削減するためにも、「都度消し」を意識されてみてはいかがでしょうか。
これは「待機電力」と呼ばれるもので、ガス代に比べると微々たるものですが…年単位で見ると意外と大きな影響を与える場合があります。
例えば、給湯器のリモコンをオンのままにしておくと月に数十円ほどの電気代がかかり、年間では数百円程度になることもあります。
小さな金額とも言えますが、使用しないときはリモコンの電源をオフにすることは前述の様にガス代の節約にも繋がります!
電気代・ガス代を削減するためにも、「都度消し」を意識されてみてはいかがでしょうか。
ガス給湯器を「つけっぱなし」にしても、ガス給湯器の寿命には影響しない?

「安全性・ガス代への影響が軽微でも、機器の寿命が短くなったりしないの?」とご心配される方もいらっしゃると思います。
そこで、つけっぱなしがガス給湯器の寿命に及ぼす影響やその他の要因について詳しくご紹介いたします!
そこで、つけっぱなしがガス給湯器の寿命に及ぼす影響やその他の要因について詳しくご紹介いたします!
ガス給湯器の「寿命」につけっぱなしは影響しない
まず、ガス給湯器のつけっぱなしがガス給湯器の寿命に及ぼす影響はほとんどありません。
給湯器の電源をつけっぱなしにしていると、常に通電状態になりますが、通電そのものが給湯器に過度な負荷をかけるわけではありません。
つけっぱなしにすることで交換や修理のリスクが大きくなることはありませんのでご安心ください!
給湯器の電源をつけっぱなしにしていると、常に通電状態になりますが、通電そのものが給湯器に過度な負荷をかけるわけではありません。
つけっぱなしにすることで交換や修理のリスクが大きくなることはありませんのでご安心ください!
給湯器の寿命に影響がある要因|「燃焼時間」と「着火回数」
一方、給湯器の寿命に大きな影響を及ぼすと言われているのが「燃焼時間」と「着火回数」です。
たとえば、「燃焼時間」はお湯をつくるためにガスを燃焼する時間を指します。
長ければ長いほど燃焼部品への負荷は高くなり、寿命が短くなる可能性があります。
また、「着火回数」とはガスを燃焼させるために着火する回数であり、こちらも着火装置や内部部品への負荷に繋がる場所です。
したがって、頻繁にお湯を使用したり立ち上げや停止を繰り返す家庭では、着火回数や燃焼時間が多くなり、その分給湯器の寿命に影響を与える可能性があります。
たとえば、「燃焼時間」はお湯をつくるためにガスを燃焼する時間を指します。
長ければ長いほど燃焼部品への負荷は高くなり、寿命が短くなる可能性があります。
また、「着火回数」とはガスを燃焼させるために着火する回数であり、こちらも着火装置や内部部品への負荷に繋がる場所です。
したがって、頻繁にお湯を使用したり立ち上げや停止を繰り返す家庭では、着火回数や燃焼時間が多くなり、その分給湯器の寿命に影響を与える可能性があります。
ガス給湯器を安全に使用するための注意点

ここまで、ガス給湯器のつけっぱなしについて中心にご紹介をさせていただきました。
ガス給湯器を「つけっぱなし」にして使用することは一般的には問題ないとされています。
一方、給湯器を安全にご使用いただくためには、その他にも注意すべきポイントがいくつかあります。
ガス給湯器を「つけっぱなし」にして使用することは一般的には問題ないとされています。
一方、給湯器を安全にご使用いただくためには、その他にも注意すべきポイントがいくつかあります。
冬場の凍結防止機能とコンセントの抜き差し
冬場において給湯器に欠かせない機能と言えば、「凍結防止機能」です。
寒冷地や冬季は給湯器の配管が凍結することがあり、特に気温が氷点下に近づくと破損や水漏れのリスクも大きくなります。
給湯器の凍結防止機能は配管内の水が凍結しないように自動的に加熱を行うもので、そうした被害を未然に防ぐことが出来ます。
そうした中、もし給湯器の電源をOFFにしてしまえば、「凍結防止機能」が働きません。
特に寒い時期は、給湯器の電源は絶対に切らず、コンセントも抜かないようにしましょう。
※ここでいう電源OFFはリモコンではなく給湯器自体の電源を切ってしまうことです
寒冷地や冬季は給湯器の配管が凍結することがあり、特に気温が氷点下に近づくと破損や水漏れのリスクも大きくなります。
給湯器の凍結防止機能は配管内の水が凍結しないように自動的に加熱を行うもので、そうした被害を未然に防ぐことが出来ます。
そうした中、もし給湯器の電源をOFFにしてしまえば、「凍結防止機能」が働きません。
特に寒い時期は、給湯器の電源は絶対に切らず、コンセントも抜かないようにしましょう。
※ここでいう電源OFFはリモコンではなく給湯器自体の電源を切ってしまうことです
古い給湯器の点検・メンテナンスの重要性
ガス給湯器は長期間使用すると、内部の部品や配管が経年劣化していきます。
その結果、燃焼部分や配管の劣化が進み、部品が摩耗して不具合が発生してしまう事も少なくありません。
このような不具合が大きな事故に繋がる前に、定期的な点検・メンテナンスを行うことが重要です!
また、特に10年以上使用している場合には部品が廃盤になっていることも多く、その様なケースでは給湯器本体の交換が必要になることもあります。
しかし、最新の給湯器は燃焼効率が大きく向上しており、交換時に高効率な給湯器にすることで、補助金の対象となる場合もあります。
その結果、燃焼部分や配管の劣化が進み、部品が摩耗して不具合が発生してしまう事も少なくありません。
このような不具合が大きな事故に繋がる前に、定期的な点検・メンテナンスを行うことが重要です!
また、特に10年以上使用している場合には部品が廃盤になっていることも多く、その様なケースでは給湯器本体の交換が必要になることもあります。
しかし、最新の給湯器は燃焼効率が大きく向上しており、交換時に高効率な給湯器にすることで、補助金の対象となる場合もあります。
まとめ

ご紹介の通り、ガス給湯器を「つけっぱなし」にして利用することは基本的に問題なく、安全性・寿命・ガス代に大きな影響を与えることも少ないとされています。
一方、給湯器自体の電源を切ってしまう(電源を抜いてしまう)事は、「凍結防止機能」が動作しない事態を招きます。
特に、冬場は配管内の凍結・損傷を招くリスクとなるため、絶対に避けましょう。
また、古い給湯器を点検・メンテナンスをせずに使用し続ける事もおすすめできません。
ミズマワリフォームでは、給湯器の交換工事についてもご対応可能です!
給湯器の点検・交換をご検討されている方がおられましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
一方、給湯器自体の電源を切ってしまう(電源を抜いてしまう)事は、「凍結防止機能」が動作しない事態を招きます。
特に、冬場は配管内の凍結・損傷を招くリスクとなるため、絶対に避けましょう。
また、古い給湯器を点検・メンテナンスをせずに使用し続ける事もおすすめできません。
ミズマワリフォームでは、給湯器の交換工事についてもご対応可能です!
給湯器の点検・交換をご検討されている方がおられましたら、ぜひお気軽にご相談ください。