給湯温度を40℃にしてはいけない?給湯器のおすすめの温度設定や光熱費の節約方法について解説!

毎日のお風呂やキッチンなど、家庭の中で欠かせない「お湯」。
そうした中、少し前にSNSやインターネット上で「給湯温度を40度に設定しているとサーモ水栓の寿命が短くなる...」といった噂が広がった事がありました。
光熱費を抑えようと低めの温度に設定していたのに、それがかえって故障の原因になるのでは…と不安に思われる方もいらっしゃると思います。
今回はそんな疑問を解消すべく、サーモ水栓の役割や噂の真相、お勧めの給湯温度について詳しくご紹介いたします。
また、ご家庭で出来る光熱費削減方法についてもご紹介いたしますので、ぜひご覧ください!
そうした中、少し前にSNSやインターネット上で「給湯温度を40度に設定しているとサーモ水栓の寿命が短くなる...」といった噂が広がった事がありました。
光熱費を抑えようと低めの温度に設定していたのに、それがかえって故障の原因になるのでは…と不安に思われる方もいらっしゃると思います。
今回はそんな疑問を解消すべく、サーモ水栓の役割や噂の真相、お勧めの給湯温度について詳しくご紹介いたします。
また、ご家庭で出来る光熱費削減方法についてもご紹介いたしますので、ぜひご覧ください!
「給湯温度40度設定」は危険?サーモ水栓の寿命は短くなる?

「お湯」は毎日の生活に欠かせない存在ですが、給湯温度の設定はご家庭によってさまざまだと思います。
そうした中、SNSやインターネット上では少し前に「給湯温度を40度に設定するとサーモ水栓の寿命が短くなる...」といった投稿が話題となりました。
そこで、まずはじめに
・サーモ水栓とはなにか?
・給湯温度とサーモ水栓の関係性
・実際にサーモ水栓の寿命が短くなるのか?
という点について詳しくご紹介いたします。
そうした中、SNSやインターネット上では少し前に「給湯温度を40度に設定するとサーモ水栓の寿命が短くなる...」といった投稿が話題となりました。
そこで、まずはじめに
・サーモ水栓とはなにか?
・給湯温度とサーモ水栓の関係性
・実際にサーモ水栓の寿命が短くなるのか?
という点について詳しくご紹介いたします。
そもそもサーモ水栓とは?

「給湯器」は水を沸かしてお湯をつくるもの...となんとなくイメージが付くものの、サーモ水栓についてご存じない方も多くいらっしゃると思います。
まず、サーモ水栓とはあらかじめ設定した温度になるように水とお湯を自動で混合して吐水温度を調整する設備を指します。
特にご家庭の浴室に設置されている事が多く、温度を調整するハンドルが備え付けられているのが目印です。
手元で簡単に温度調整が出来るため、非常に便利な吐水口です!
まず、サーモ水栓とはあらかじめ設定した温度になるように水とお湯を自動で混合して吐水温度を調整する設備を指します。
特にご家庭の浴室に設置されている事が多く、温度を調整するハンドルが備え付けられているのが目印です。
手元で簡単に温度調整が出来るため、非常に便利な吐水口です!
給湯器の40℃設定がサーモ水栓の負荷に繋がる

それでは、なぜ「給湯温度が40℃ではサーモ水栓の寿命を縮めてしまう」と言われているのでしょうか?
たとえば給湯器の温度が40℃に設定されている場合、サーモ水栓側ではそれ以下の温度にしか調整できません。
つまり「40℃設定+38℃で使いたい」というケースでは、冷水を少しだけ加えて調整することになります。
一見これで問題ないように思えますが、サーモ水栓は設定温度を保つために内部でお湯と水のバランスを絶えず調整しています。
給湯温度が低いと水の混合比が微妙になり、水圧や温度のわずかな変化に対して頻繁にバルブが動作するようになります。
この「細かく頻繁な調整動作」が、サーモ水栓に掛かる負荷を大きくしてしまう原因となってしまいます。
たとえば給湯器の温度が40℃に設定されている場合、サーモ水栓側ではそれ以下の温度にしか調整できません。
つまり「40℃設定+38℃で使いたい」というケースでは、冷水を少しだけ加えて調整することになります。
一見これで問題ないように思えますが、サーモ水栓は設定温度を保つために内部でお湯と水のバランスを絶えず調整しています。
給湯温度が低いと水の混合比が微妙になり、水圧や温度のわずかな変化に対して頻繁にバルブが動作するようになります。
この「細かく頻繁な調整動作」が、サーモ水栓に掛かる負荷を大きくしてしまう原因となってしまいます。
【結論】故障の直接原因ではないけれど...注意が必要
上記の通り、給湯器の40℃設定がサーモ水栓の寿命を縮めてしまう理由としては「サーモ水栓の動作が不安定となることで負荷が大きくなる」ことが挙げられます。
多くの住宅設備メーカーや専門業者では、サーモ水栓の安定動作の為にも「給湯器の温度設定は50~60℃が望ましい」としています。
とは言え、「給湯温度が40℃で使い続けた結果、サーモ水栓の寿命が短くなった...」というデータがあるわけではありません。
メーカーが推奨する給湯温度(50~60℃)の案内は、主に快適な湯温の確保や水栓本来の性能を発揮するためという側面が大きい事も事実です。
ただし、やはり不安定な動作は機器に負荷が掛かる原因となることは違いありません。
給湯温度の設定はメーカーが推奨する温度「50~60℃(低くても45℃程度)」に設定しておくことがおすすめです!
多くの住宅設備メーカーや専門業者では、サーモ水栓の安定動作の為にも「給湯器の温度設定は50~60℃が望ましい」としています。
とは言え、「給湯温度が40℃で使い続けた結果、サーモ水栓の寿命が短くなった...」というデータがあるわけではありません。
メーカーが推奨する給湯温度(50~60℃)の案内は、主に快適な湯温の確保や水栓本来の性能を発揮するためという側面が大きい事も事実です。
ただし、やはり不安定な動作は機器に負荷が掛かる原因となることは違いありません。
給湯温度の設定はメーカーが推奨する温度「50~60℃(低くても45℃程度)」に設定しておくことがおすすめです!
給湯温度を「高め」に設定するメリット・光熱費について
上記の通り、給湯温度を高めに設定する事はサーモ水栓に掛かる負荷を軽減する事に繋がります。
一方、普段の生活で使用されるお湯の温度は、やはり「40℃」付近が多いです。
そのため、「給湯温度を高めに設定する事は無駄に感じる...」「光熱費が高くなるのでは...?」とご不安になられる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし、給湯温度を高めに設定するメリットは、サーモ水栓に掛かる負荷軽減だけではありません!
以下に、そのメリットや給湯温度と光熱費を考える上でのポイントついてご紹介いたします。
一方、普段の生活で使用されるお湯の温度は、やはり「40℃」付近が多いです。
そのため、「給湯温度を高めに設定する事は無駄に感じる...」「光熱費が高くなるのでは...?」とご不安になられる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし、給湯温度を高めに設定するメリットは、サーモ水栓に掛かる負荷軽減だけではありません!
以下に、そのメリットや給湯温度と光熱費を考える上でのポイントついてご紹介いたします。
雑菌の繁殖リスクを軽減

まず、給湯温度を低く設定する事で無視できない問題が「衛生面」です。
45度未満のぬるめのお湯は細菌が生き残りやすい温度帯であり、使用環境によってはレジオネラ菌や大腸菌などの繁殖リスクが高まります。
配管内部に残った低温の水は、菌が増殖しやすい環境となってしまいます。
一方、一般的に50度以上の温度帯であれば多くの雑菌は死滅するとされています。
配管内部の衛生管理という観点からも、給湯温度はある程度高めに設定しておく方が安心です。
45度未満のぬるめのお湯は細菌が生き残りやすい温度帯であり、使用環境によってはレジオネラ菌や大腸菌などの繁殖リスクが高まります。
配管内部に残った低温の水は、菌が増殖しやすい環境となってしまいます。
一方、一般的に50度以上の温度帯であれば多くの雑菌は死滅するとされています。
配管内部の衛生管理という観点からも、給湯温度はある程度高めに設定しておく方が安心です。
油汚れの洗浄や冬場の使用も快適

冬場の寒い時期やキッチンで油を多く使ったあとの洗い物など、給湯の使用シーンによっては「ある程度の温度がないと不便」という場面が多くあります。
たとえば油汚れは30~40度程度ではうまく落ちにくく、余計な洗剤を大量に使ったり時間をかけたりする必要もでてきてしまいます。
また、外気温が低い冬場には給湯器から出てくるお湯が配管を通る途中で冷めてしまい、実際の吐水温度が設定より下がってしまうことがあります。
そのため、冬の時期には特に給湯器の温度を高め(50~60度)に設定しておくとサーモ水栓での調整もしやすくなり、快適な温度を安定して使用することができます。
たとえば油汚れは30~40度程度ではうまく落ちにくく、余計な洗剤を大量に使ったり時間をかけたりする必要もでてきてしまいます。
また、外気温が低い冬場には給湯器から出てくるお湯が配管を通る途中で冷めてしまい、実際の吐水温度が設定より下がってしまうことがあります。
そのため、冬の時期には特に給湯器の温度を高め(50~60度)に設定しておくとサーモ水栓での調整もしやすくなり、快適な温度を安定して使用することができます。
「低い温度ほど節約」は間違い?光熱費の意外な落とし穴
「給湯器の設定温度を下げればガス代が安くなる」というお考えから、給湯温度を下げられているケースも多いと思います。
しかし、一方でそれが光熱費全体の削減に繋がるかと言いますと、一概にそうとは言い切れません。
その理由の一つは、「使う量が増える」ためです。
低温設定だとお湯がぬるく感じるため、シャワーの時間が自然と長くなったり蛇口をより開けたりすることがどうしても多くなります。
その結果、使う水の量やガスの使用時間が増え、かえって光熱費が大きくなってしまうことも少なくありません!
また、設定温度が低いと食器洗いや油汚れの洗浄に手間がかかり、単純に作業性・使い勝手が悪くなってしまう事も問題です。
確かに給湯器が加熱する温度を低くすれば、その瞬間の燃料消費量は抑えられるかもしれません。
しかし、給湯温度の低さはそれと同時に「使い勝手の悪さ」や「長時間の使用する状況」を招きかねないため注意しましょう!
しかし、一方でそれが光熱費全体の削減に繋がるかと言いますと、一概にそうとは言い切れません。
その理由の一つは、「使う量が増える」ためです。
低温設定だとお湯がぬるく感じるため、シャワーの時間が自然と長くなったり蛇口をより開けたりすることがどうしても多くなります。
その結果、使う水の量やガスの使用時間が増え、かえって光熱費が大きくなってしまうことも少なくありません!
また、設定温度が低いと食器洗いや油汚れの洗浄に手間がかかり、単純に作業性・使い勝手が悪くなってしまう事も問題です。
確かに給湯器が加熱する温度を低くすれば、その瞬間の燃料消費量は抑えられるかもしれません。
しかし、給湯温度の低さはそれと同時に「使い勝手の悪さ」や「長時間の使用する状況」を招きかねないため注意しましょう!
給湯温度の設定だけじゃない!ご家庭で出来る光熱費削減方法
近年ではエネルギーコストも大きくなってきており、その影響でご家庭の光熱費も増加しています。
そのため、少しでも光熱費が削減できる方法があれば実施していきたいですよね。
次に、給湯温度の設定以外で出来る光熱費の削減ポイントについていくつかご紹介させていただきます。
そのため、少しでも光熱費が削減できる方法があれば実施していきたいですよね。
次に、給湯温度の設定以外で出来る光熱費の削減ポイントについていくつかご紹介させていただきます。
①食器洗浄機(食洗器)の導入

まず、キッチンの光熱費削減方法としてご紹介をさせていただきたいのが、食器洗浄機(食洗器)の導入です。
例えば、手洗いによる食器洗いに必要な水は40~100ℓ程度とも言われていますが、最近の食洗器は8~15ℓほどしか使用しません。
もちろん、洗う食器の量にもよりますが、これだけでも約1/5程度の水道代の節約となります。
また、手洗いに掛かる時間を削減し、手荒れに悩まされることが無くなることも大きなメリットです!
例えば、手洗いによる食器洗いに必要な水は40~100ℓ程度とも言われていますが、最近の食洗器は8~15ℓほどしか使用しません。
もちろん、洗う食器の量にもよりますが、これだけでも約1/5程度の水道代の節約となります。
また、手洗いに掛かる時間を削減し、手荒れに悩まされることが無くなることも大きなメリットです!
②「追い炊き」と「足し湯」について

「どちらがお得...?」と悩んでしまう事も多い「追い炊き」と「足し湯」。
実は、どちらがより経済的かどうかは給湯器の種類によって異なります!
まず、一般的に使用されている事の多いガス給湯器では、「追い焚き」の方がガス代や水道代を抑えられる場合が多くお得になることが多いです。
「追い焚き」は浴槽の残り湯を再加熱するだけなので、新たにお湯を足す必要がなく水道代がかかりません。
反面、エコキュートを使っている場合は「足し湯」の方が電力消費を抑えられ、結果的に光熱費の節約につながることが多いです。
「追い焚き」は電気を使って再加熱する必要があることから電力消費が大きく、「足し湯」であればタンク内の高温のお湯を直接追加するだけなので電気代が抑えられるためです。
ご家庭の給湯器の種類にあわせ、より良い方法を選択しましょう!
③高効率給湯器「エコジョーズ」「エコキュート」への交換
光熱費を抑えるための方法としては、給湯器の見直しも非常に効果的です。
特に近年では、「エコジョーズ」や「エコキュート」といった高効率給湯器が注目されています。
特に近年では、「エコジョーズ」や「エコキュート」といった高効率給湯器が注目されています。
エコジョーズ
エコジョーズは、ガスの燃焼時に出る排熱を再利用してお湯を沸かす高効率な給湯器です。
従来のガス給湯器よりも約15〜20%のガス代が削減でき、その分ガス代の節約に大きな効果を発揮してくれます。
元々ガス給湯器を使用されていたご家庭では導入しやすく、追い炊きや自動湯はりなど便利な機能も搭載している事も魅力です!
従来のガス給湯器よりも約15〜20%のガス代が削減でき、その分ガス代の節約に大きな効果を発揮してくれます。
元々ガス給湯器を使用されていたご家庭では導入しやすく、追い炊きや自動湯はりなど便利な機能も搭載している事も魅力です!
エコキュート
エコキュートは、空気中の熱を利用するヒートポンプ技術でお湯を沸かす電気給湯器です。
特に夜間の安価な電力を使って運転するため、電気代を大幅に削減できます!
エネルギー効率が非常に高く、環境への負荷も少ないのが特長。
貯湯式なので、災害時の非常用水としても活用する事が可能です。
特に夜間の安価な電力を使って運転するため、電気代を大幅に削減できます!
エネルギー効率が非常に高く、環境への負荷も少ないのが特長。
貯湯式なので、災害時の非常用水としても活用する事が可能です。
どちらも初期費用はかかりますが、長期的に見れば光熱費の大幅な節約に繋がります。
特に古い給湯器をご使用されているケースでは、ぜひ交換をご検討ください!
特に古い給湯器をご使用されているケースでは、ぜひ交換をご検討ください!
まとめ
今回は、「給湯温度を40℃に設定しているとサーモ水栓が壊れる?」というテーマに焦点を当てて詳しく解説させていただきました。
給湯温度を低めに設定する事で「サーモ水栓の直接的な故障原因」になるとは言えませんが、機器に掛かる負荷の増加にはつながります。
雑菌リスクや使い勝手などを踏まえますと、やはりメーカーが推奨する高めの設定温度にされることがおすすめです!
また、給湯温度の設定以外にも、光熱費削減には食洗器の導入や給湯器設備のリフォームが効果的です!
特に、近年注目されている「エコジョーズ」や「エコキュート」は従来品に比べ燃焼効率も大きく向上しています。
ミズマワリフォームでは給湯器のリフォームにもご対応可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。
点検・お見積もり・ご相談まで、無料にて承っております!
給湯温度を低めに設定する事で「サーモ水栓の直接的な故障原因」になるとは言えませんが、機器に掛かる負荷の増加にはつながります。
雑菌リスクや使い勝手などを踏まえますと、やはりメーカーが推奨する高めの設定温度にされることがおすすめです!
また、給湯温度の設定以外にも、光熱費削減には食洗器の導入や給湯器設備のリフォームが効果的です!
特に、近年注目されている「エコジョーズ」や「エコキュート」は従来品に比べ燃焼効率も大きく向上しています。
ミズマワリフォームでは給湯器のリフォームにもご対応可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。
点検・お見積もり・ご相談まで、無料にて承っております!