【ユニットバスはやめとけ?】3点式ユニットバスとの違い・失敗しないためのポイント徹底解説

「ユニットバスはやめとけ!」
ネットやSNSでこんな声を見かけて、不安になったことはありませんか?
実は「ユニットバス=トイレとお風呂が一緒の狭い空間」というのは大きな誤解。本来のユニットバスは、工場で製造されたパーツを現場で組み立てる浴室のことで、今では戸建てやマンションでも主流の「システムバス」もその一種です。
この記事では、3点式ユニットバスが「やめとけ」と言われる理由から、本来のユニットバスとの違い、メリット・デメリット、快適に使う工夫までを分かりやすく解説します!
「ユニットバス=トイレとお風呂が一緒」は誤解です

「ユニットバス」と聞くと、ネット上では「やめとけ」という声を目にすることが多いですよね。
実際、「ユニットバス」と聞くと、多くの方が真っ先に思い浮かべるのは「トイレと浴槽と洗面台が同じ空間にある3点式ユニットバス」ではないでしょうか。
特に賃貸物件のレビューやSNSでは、「トイレとお風呂が一緒で不便」「狭くて使いにくい」といった感想が目立ちます。
しかし、実は「ユニットバス=トイレとお風呂が一緒」というのは少し誤解を含んでいます。
本来のユニットバスの定義
ユニットバスとは、壁・床・天井・浴槽をすべて工場で生産し、現場で組み立てて設置する浴室のことを指します。
つまり「工場で完成品を作り、現場では組み立てるだけ」という仕組みが最大の特徴です。
そのため、ユニットバスにはいくつかのタイプがあります。
1点式ユニットバス:浴槽と洗い場のみ

浴室全体が防水性の高いパネルで覆われているため、水漏れやカビの心配が少なく、長く快適に使えます。
入浴を重視する方には最も適したユニットバスといえるでしょう。
2点式ユニットバス:浴槽+洗面台

限られたスペースを有効活用できるため、ワンルームや単身者向けの住居によく採用されます。
ただし、洗面台が浴室内にあることで湿気を受けやすいため、換気や乾燥を徹底することが快適に使用するためのポイントとなります。
3点式ユニットバス:浴槽+洗面台+トイレ

しかし、トイレと浴槽が同じ空間にあることで衛生面やプライバシーの問題が生じやすく、「やめとけ」と言われる理由にもなっています。
こまめな掃除や湿気対策が必須で、短期滞在向けには適していますが、長期利用では快適性に注意が必要です。
つまり、ユニットバスという言葉自体は「トイレと浴室が一体」という意味ではないのです。
ここを正しく理解しておくと、実際に検討するときに「自分にとって本当に不便かどうか」を冷静に判断できるようになりますよ!
ネットでやめとけと言われる「3点式ユニットバス」との違い

ネット上で「ユニットバスはやめとけ」と言われているのは、主に3点式ユニットバスのことです。
トイレが同じ空間にあることで、衛生面や生活のしにくさがデメリットとして語られがちだからです。
しかし、1点式や2点式のユニットバスであれば「お風呂とトイレが同じ空間」という問題は発生しません。
むしろ、掃除がしやすい・水漏れしにくい・工期が短いといったメリットが大きく、注文住宅やリフォームでも多く採用されています。
要するに、ユニットバスそのものが悪いのではなく、3点式ユニットバスの使い勝手が人によって合う合わないがあるというのが実情なのです。
賃貸物件で「ユニットバス」と表記されることがあるため混同しやすい

少しややこしいのが、賃貸物件の広告表記です。
不動産サイトなどで「ユニットバス」と書かれている場合、ほとんどが「3点式ユニットバス」を指しています。
一方で、浴槽+洗い場だけの1点式や、浴槽+洗面台の2点式は「バス・トイレ別」と表記されるのが一般的です。
そのため、賃貸物件探しの際には「ユニットバス=3点式」と理解しておいた方がスムーズです。
本来の定義と賃貸での使われ方にギャップがあるため、混乱しやすいポイントと言えるでしょう。
3点式ユニットバスはこういう人向き

シャワー中心で済ませる人/短期間の滞在やコスト重視の物件に住みたい人
掃除が一度で済むため、水回りの管理が楽で、忙しい朝や帰宅後の手間も軽減されます。
転勤や進学など、一時的に住む予定の方や、家賃を抑えたい方にとっても大きな利点です。
特に一人暮らしや単身赴任の方には最適です。
ジムやスーパー銭湯を利用する人
湯船が小さくても問題なく、シャワーを浴びるだけで十分な場合、メリットだけを享受できる選択肢…と言えます。
逆に、湯船でゆっくりリラックスしたい方や、湿気やカビに敏感な方、独立洗面台を希望する方、来客が多い家庭では、3点式ユニットバスの小ささや構造上の制約が不便に感じやすいため注意が必要です。
3点式ユニットバスの特性を理解し、自分のライフスタイルに合うかどうかを判断することが大切です。掃除や換気の工夫を取り入れれば、メリットを活かしながら快適に暮らすことも十分可能ですよ。
アパートや賃貸を探している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
ユニットバスと在来工法浴室の違い
ユニットバス

在来工法浴室

ユニットバスが選ばれる理由
工場で精密に作られているため品質が安定し、戸建てからマンションまで幅広く対応できるのも魅力です。
特に水漏れのリスクを軽減できることは大きなメリットで、集合住宅のリフォームでは必須といえる選択肢になっています!
ユニットバスで失敗しないために
ショールームで実物を確認してみる

設置する空間に合わせて規格サイズが選べますが、実際の使用感はカタログだけでは分かりづらいもの。浴槽の深さや足を伸ばせるかどうかなど、実際の快適さは分かりません。
可能であればショールームで実物を確認し、ご家族が使いやすいサイズかを検討すると安心です。「思っていたのと違う…」という失敗を防ぐことができますよ。
特に小さなお子様やご高齢の方がいらっしゃる場合は、浴槽の高さや段差の有無もチェックしておきましょう。
掃除やお手入れをしやすいタイプを選ぶ

カビが発生しにくい壁材や、水はけの良い床材を選ぶことで、日常の掃除の手間を大きく減らすことができます。
お掃除のしやすさを重視して選ぶことは、後悔しないための大切なポイントです。
まとめ

本記事では、ユニットバスは賃貸物件でよく見かける「3点式ユニットバス」と混同されやすい…ということや、ユニットバスで後悔しないためのポイントについて解説してまいりました。
ユニットバスには、工場で作られたパーツを現場で組み立てる構造ならではのメリットとデメリットがあります。掃除のしやすさや防水性・保温性の高さ、工期の短さ、コストの抑えやすさなど、効率的に暮らせるポイントは多いです。
重要なのは、自分の生活スタイルや優先順位を理解したうえで選ぶことです。工夫次第でデメリットを軽減し、快適に過ごすことも可能です。ユニットバスの特性をしっかり把握して、後悔のない選択をしてくださいね!
ミズマワリフォームではユニットバスの点検、リフォームも承っております。ユニットバスのお悩みがある方は、お気軽にご相談ください!